大阪アーツカウンシル

 

Q1

アーツカウンシルについてお聞きします。

昨年来、都市魅力戦略会議に設置されたワーキングにおいて、アーツカウンシルの検討が進められてきたと聞いており、今回の市議会には、設立にかかる条例改正案や予算案が諮られるということですが、このアーツカウンシルを府市で共同設置する意義について、また、アーツカウンシルを設置することで、これまでと比べ、どのような課題が解決されることになるのか、お伺いします。

A1

大阪府は広域自治体としての役割を担い、大阪市は広域と基礎自治体としての両方の役割を担っておりますが、それまで別々に実施されてきました府と市の広域にかかる施策の一元化を図ることで、より効果的な施策の展開が可能となると考えております。

そのため、文化施策を推進する新たな仕組みとして、行政と一定の距離を保ち、芸術文化の専門家による評価・審査等を行うアーツカウンシルについては、府と共同設置することとしております。

今後、これまでのように行政の価値判断のみで文化施策を進めてきた形を改め、アーツカウンシルにおいて、専門家による事業の評価や補助金の審査等を行い、継続的な文化施策の改善、見直しを通じて施策のPDCAサイクルを確立し、より効果的な文化行政の推進を図ってまいります。

Q2

芸術文化への補助金については、大阪市はこれまで文化・芸術の推進を広く求め、大阪府は次世代育成の方針で進めてきた背景があると聞いております。しかしながら、これまでも補助金を審査する機関などはあったと思うのですが、実際、審査だけしかしていなかったように思えます。

そもそも補助金とは何の目的についてどのように使用しているのか?明確にするべきですが、ただお金を渡す。それはお金が無いと運営できないから・・・という理由に聞こえる節すらあります。目的は文化振興ならばしっかりと目的に即した形で補助金を使用すべきであり、これまでのように審査はするが予算を出す府や市がその効果をNOCHECKで出し続けてきたものを見直す必要があります。

いわゆるアーツカウンシルと呼ばれる仕組みは、もともとはイギリスが発祥であると聞いており、国内においても最近になって文化庁や東京都が導入を図っています。

大阪においてもアーツカウンシルという名称が使われるようですが、同じ名称だからといって全て同様の仕組みになっているわけではないと思います。そこで、これから立ち上げようとされている大阪アーツカウンシルがどういうものか、その制度概要についてお伺いします。

A2

アーツカウンシルについては、文化振興計画や重要な文化施策について審議を行う附属機関である、「府市文化振興会議」の部会として設置いたします。

アーツカウンシル部会には事業の評価や企画、助成金の審査などの機能を持たせ、府市文化振興会議委員のうち1名が部会の責任者である統括責任者の役割を担うとともに、各芸術分野を担当する専門委員を配置します。さらに、府市事業の具体的な評価等に従事していただくアーツマネージャーの活動も予定しております。

また、統括責任者が府市文化振興会議に対して報告や提案を実施することにより、府市文化振興会議からの一定のチェック機能を担保することとしています。

 

 

Q3

大阪アーツカウンシルの特徴として、附属機関である府市文化振興会議の部会として設置されるということですが、そうであれば、部会のアーツカウンシルで決められたことが上部組織の府市文化振興会議において否決されるケースが多く出てくるというような状況もあり得るのではと危惧しています。

せっかく専門家の知見を活かして改善や新たな提案等がなされても、それでは意味が無いと思われますので、アーツカウンシルの決定が尊重される仕組みが必要ではないかと考えます。そしてさらに付け加えるならば文化振興会議委員が統括責任者1名ではなく複数名関わることで様々な価値や文化芸術に偏りが出ないようにすべきだと思いますがいかがお考えでしょうか?

A3

府市文化振興会議はアーツカウンシル部会からの報告や提案をチェックする役割を担っていますが、共同設置規約には、府市文化振興会議が定めれば、部会の決議をもって府市文化振興会議の決議とすることができると規定されています。

アーツカウンシルの趣旨からは、その決定が一定尊重されることが望ましいとは考えますが、その判断については府市文化振興会議に委ねられることになります。

また、委員にご指摘いただいたところですが、府市文化振興会議委員の中から、統括責任者のほかにアーツカウンシル部会担当委員を選任するなど、アーツカウンシルの円滑な運営の確保を図ってまいりたいと考えています。

Q4

アーツカウンシルの仕組みについては審議会の形式を取るということで、附属機関の設置にかかる条例の一部改正案も上程されていますが、組織を規定する制度が整備されてもそれだけでは十分ではなく、そこで活動する人材がアーツカウンシルの成否を決める要素になると言ってもいいと思います。

そういう意味でアーツカウンシルの構成員はどのようにして選任するのかお伺いします。

A4

アーツカウンシル部会の責任者である統括責任者につきましては、芸術文化に一定の知識、関心を持ち、様々な意見の調整や、芸術性だけでなく経済性や公益性も両立した考え方ができ、芸術文化の価値等をわかりやすく発信、説明できるような人物が望ましいと考えています。

統括責任者の人選については、原則公募を行い、文化振興会議における選考を経て進めることとしており、今後、大阪府と調整のうえ速やかに公募手続きに入ってまいりたいと考えております。

また、各分野の専門委員は、選任された統括責任者の意見を踏まえて文化振興会議の会長が指名し、公演調査等に従事するアーツマネージャーは、公募も含めて広く参画を呼び掛けることとしております。

大阪アーツカウンシル 総括

もしくは今風で言えば、峰岸みなみをモノマネする人!!

(要望)

実際に私たち議会が心配しているのはアーツカウンシルの公平性と担保だと思います。
統括責任者だけの権限になると例えばオーケストラが好きな人がそこにだけ無条件に手厚くなるなども避けなければなりません。
実際に先日あったオリンピックのレスリング問題にしても伝統があるからという理由で振興活動が後手後手に回っていました。

NBAバスケットなどはスリリングな展開になるようにボールを小さくしてダンクシュートをしやすいようにしたり、観客が分かり易くなるものと制度が変わってきた変遷もあります。より普及振興を図るためにスピード化と分かり易さが求められています。しかしながら、もう一方でニュースであるようにロビー外交が横行するような制度設計になってもいけません。

統括責任者はアーツカウンシル自体が大阪都市魅力戦略会議の趣旨を理解し、どのような位置づけでどのように機能するのか?という事を理解している事が必要であり、ガチガチの基準を設けずに大阪都市魅力の為の文化芸術の推進に寄与して頂ける方を望みます。

そもそも企業においてもそうですが「戦略会議」という名を打ったものは、その分野自体に戦略が無いからこそ、戦略会議室が設置する必要があるのです。

 

都市魅力戦略会議の中でも大阪の芸術・文化は大阪市民、旅行者にとっても、大阪市の芸術と大阪府の芸術が共に独立して存在する必要はなく、最初に申しあげたように、大阪の文化芸術が広く推進、振興し、子ども達に様々な可能性を与える事が出来る大阪芸術都市を目指すべきではないでしょうか?

大阪の文化施策を推進する新たな仕組みとして、行政と一定の距離を保ち、芸術文化の専門家を活用したアーツカウンシルを立ち上げる趣旨は一定理解しました。
ただし、現在「公募」とすれば公共性や公平性が担保されていると勘違いしないように、大切な事は大阪の文化芸術を色鮮やかにするための統括責任者でなければならない。

組織を作っても審議会や委員会のように名誉職になり、それが形骸化してしまうことが多く見られますが、そのような事態にはならないよう、今後とも継続的に、大阪にふさわしい文化行政の推進役としての役割を果たせるような組織になっていただきたいと思います。

 

ここまでが質疑の総括でした!!

 

私は質疑の中で大切にしている事は行政の人たちの言い分を十分に汲み取る事だと思っています。行政は連続性と安定が問われています。その中に改革を訴える場合、整合性と現実性が問われています。

 

行政の理屈ではダメなときもあれば、議会の理屈を押し通してはダメな時もあります。

 

私は市長の立場ではないし、橋下徹ではありませんので、できる事から順にやっていきます!!

さぁ、明日から予算委員会です。今回は理事者に土日にお仕事をして貰うような事をしてしまったので出来るだけ早めに私の意向を纏めて意義のある予算委員会にしていきたいと思いますメラメラ