アジア図書館を通じて生まれた交流

我らが東淀川区に、アジア図書館というのがあります。
以前紹介しているので、詳しくは下記記事から。

私立国内最大級の図書館が東淀川区にあると聞いて行ってきました
http://higashiyodogawa.com/default/asialibrary/

アジア図書館ってすごい

金曜日の夕方頃、アジア図書館さんから電話がありました。

『はい、ひがしよどがわどっとこむの杉山です』
「こんにちはー!アジア図書館です!」

『どうも!お世話になってます。』
「杉山さん、実は今アジア図書館に来ている人が会いたいと言っていまして。」
『えw どーゆーことですかw』

社会的意義のある活動をしている人に会いたい

「実は今、韓国の旅行会社の社長さんがいらっしゃっていまして」
『はい』

「このへんで社会的意義のある活動をしている人に会いたいと。」
『はい』

「まだその方も若くて20代なので、杉山さんがピッタリなんじゃないかと思って」
『おぉー』

「突然なんですけど今ってお時間大丈夫ですか?」
『まぁ仕事してましたが行きます』

通訳の人も来てた

軽いフットワークでアジア図書館に到着。
案内された先に、代表と代表の奥さん、通訳の3人が待ち構えていました。

聞くと、どうやら韓国の旅行会社ではあるけど一風変わった会社のようでした。

旅行というより研修とか留学に近いことをしている

旅行者のターゲットは中高生。
海外旅行という呼び方ではなく、「エコツアー」という呼び方をしていました。

と言っても、ゴミを回収してどーのこーのという「エコ」ではないようです。
国によって定義が違うんですかね。

 

現在色んな国でエコツアーを展開しているようで、要は行った先々の国で現地の人に触れ合ったりして文化を知る。そこで様々なプログラムをこなしてもらうことで、新しい価値観を持ってもらえたらいいなーみたいな感じでした。

韓国では子どもを海外に出すことが良い教育であるという考え方が浸透しているらしく、親が結構そういうのに力を入れたりするそうです。そういえば僕がフィリピンに住んでた時も、語学留学でフィリピンに来た韓国人が多かったです。

その会社はなにがしたいのか

株式会社ではあるけれど、中身はNPOに近かったりするというような話をしていました。最低限の収益(人件費など)は確保しつつ、途上国の支援をしているようです。

今回、なぜ東淀川区での展開を検討しているのか?と聞くと、アジア図書館があったからだと。アジア図書館すげーよwww

地域経済活性化にもなる

代表のKoさんは、この「エコツアー」は参加する中高生の経験という財産を生み出すと同時に、提携先の地域の経済活性化にも寄与できると言ってました。まぁ確かにそうです。結構たくさん顧客を抱えているらしく、4年で300回開催できているというから凄いですよね。

僕個人の考え方として、東淀川区のような観光資源のない地域の経済を活性化させるには・・・?商店街の復活・・・?みたいなのがありましたが、それだけじゃ多分足りてなくて、こういう感じで実際に来てもらうことが大切ですね。

もう少し、この人達について

呼ばれて喋るだけかと思いきや、街中を案内したりメシ食ったり酒飲んだりしてましたw
なので、もーちょっと色々書いてみようと思います。

ホームページ

ここですね。
http://fairtravelkorea.com/

※韓国語だらけで読めないw Google Chromeの翻訳機能使えばちょっとはわかるかも。

代表のKoさんがおもしろい

元々大手メディアの記者出身で、韓国KTVとかラジオとかでも活躍していた人らしいです。
まだ29歳なんですけど、韓国は兵役があるので日本感覚的にはもーちょい若い。
なので、活動できている期間って僕とほとんど変わらないんじゃないかなぁ・・・

そんなKoさんは、韓国初の「エコツアー」会社の代表だと。
今結構その分野に参入するところもあるみたいなんですけど、Koさんが第一人者らしいです。
スタッフも20名ぐらい抱えているそう。

 

話を聞いてておもしろかったのが、エコツアーのプログラムを決定する過程。
10回現地に行って、100回会議をするという絶対ルールがあるそうですw
すげえ徹底してるなぁと思いました。

それだけの体力があるということでもあり、Koさんは事業者としても只者ではなさそう。

でも通訳を介すると、壁があるなと思った

基本はずっと通訳を介して話していたんです。
お互い多分それで壁を感じていたような気がします。

途中、通訳がトイレに行った時にKoさんが
「Can you speak English?(英語話せる?)」って聞いてきて。
『Only a little.(ちょっとだけね)』って答えました。
これ、ちょーど僕も聞こうと思ってたタイミングでした。

 

Koさんは記者時代にヨーロッパに特派員として行ってたこともあり、英語ペラペラ。
僕は3ヶ月ぐらい放浪してただけなのでカタコトではありますが、意思疎通はできました。

フィリピンでも「エコツアー」を展開しているそうで、僕が遊びに行ったボホール島でやっているとのこと。そこでの話とか、まぁしょーもない話ではあるんですが盛り上がりました。

話している中で、Koさんの本気度も窺い知る事ができて面白かったです。

アジア図書館代表、坂口さんとの対談

Koさん達と地域を散策してお酒を飲んだあと、アジア図書館に戻りました。
代表の坂口さんと対談するためです。なぜか僕も同席した形で話が始まりました。

坂口さんもすごい人で、鋭い質問がズバズバ。
現在の日中関係や日韓関係の状況、それを踏まえて日本を選んだ理由は?
というようなところもグイグイ行ってて面白かったです。

なぜ日本を選んだのか

これは僕とKoさんが話している時にも出てたんですが、Koさんは韓国のマスメディアを信用していない。
通訳の人も、今の韓国の若者は洗脳されている。それが悲しい!と言っていました。

エコツアーのスタッフの中でも、プログラムを日本で展開することについては賛否両論あったそうです。
が、Koさん曰く「僕が代表なので、無理やりやることにしましたw」と。

 

お互いに主張がぶつかり合う日韓関係ではありますが、Koさんや通訳の人は「史実に基づいて冷静に見ていかなきゃいけない。もっと勉強しなければいけない。」としきりに言っていました。

Koさん達のツアーなら信用できるかも

実は僕自身あまり韓国に対しては良いイメージを持っていません。
フィリピンに住んでいた時も、現地人に「Japanese? Korean?」と聞かれ、「Japanese.」と答えると「Nice!!」と言われました。

なんで?って聞くと、「韓国人は俺達の国でメチャクチャやっているんだ。いきなり怒って殴ってきたりもする。本当に困ってる。だから、タクシーだって韓国人は拒否する奴らがいるよ。逆に日本人は本当に良い奴ばかりだから俺達は好きだぜ。」みたいな事を言うんですね。

これが1人や2人ならあれなんですけど、10人以上に言われました。
これ、他の日本人にも聞くとみんな同じ流れを体験しているそうです。
どんだけ悪さしたらこういう状況になるのか、と。

 

台湾にも韓国人お断りのコンビニがありますし、僕の中では「とんでもない国だ」というイメージがあります。
ですが、Koさんは違うなと。
やっぱり色んな国に行って実態を知っているし、かなり勉強もしています。

誤った教育や報道の実態に憂いを抱くKoさんが、中高生の段階で「実際にその子の目で確かめさせる」という事に取り組む。
そこから、「あれ・・・?」と気づかせることで洗脳を解いていく。
悪化していく日韓関係の中で、こうした文化的な活動って貴重なものになるだろうなと思いました。

あとは受け入れてくれるところ

アジア図書館の坂口さんは、色んなところを紹介していました。
しかしそれは全て東淀川区ではない場所。

最終的に東淀川区で展開するという流れにはならない感じになっちゃうかもしれませんが、せっかくだから受け入れる環境が出来ればいいのになぁと思うんですよね。

異国の人と合宿みたいなプログラム組んで、その生活中は母国語禁止とかにすればみんな英語上達して良いと思うんだけどなぁ。

 

すごく、自分自身にとっても色々考えさせられる良い機会でした。
Koさん達とアジア図書館の坂口さんが出会って対談した事は、本当に意義のあることだったと思います。もしかしたら僕は偶然、歴史的な瞬間に立ち会ったのかもしれない。そう思わせられる出来事なのでした。

改めて、アジア図書館すごい。