最高裁判所裁判官達の過去の判例をチェックしてみよう -その2-

12/16(日)は衆議院議員総選挙。ひがしよどがわどっとこむprojectでも連日、大阪府第5区についての情報などを取り上げています。

大阪府第5区という選挙区を予習してみる
政治家に対するイメージって、本当に今のままでいいのか
衆議院議院総選挙、大阪府第5区の候補者決定
みんな忘れがちな最高裁判所裁判官国民審査
最高裁判所裁判官達の過去の判例をチェックしてみよう -その1-

前回の続き

前回と同じく判例ベースでチェックしていきましょう。

判例その4:児童ポルノ事件

[参考記事]児童ポルノのアドレス紹介、有罪確定へ 2人反対意見

 

児童ポルノ画像を掲載したウェブサイトのアドレスを別のサイトで紹介した行為が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)に当たるかが争われた事件の上告審で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は9日の決定で被告の上告を棄却した。

【関わった人】※赤文字は今回の審査対象者
賛成:岡部喜代子 田原睦夫 大谷剛彦
反対:寺田逸郎 大橋正春「児童ポルノの所在地を情報として示すだけでは公然陳列に当たらない」

判決文(全文PDF)

判例その5:国家公務員法違反事件

[参考記事]政治活動の制限範囲を限定 国家公務員法違反事件で最高裁が初判断

 

共産党の機関紙を配ったとして国家公務員法違反(政治的行為の制限)罪でそれぞれ起訴され、二審で逆転無罪とされた元社会保険庁職員と、一、二審で有罪とされた元厚生労働省課長補佐に対する2件の上告審判決で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は7日、検察側、被告側の上告をいずれも棄却した。元職員の無罪と、元課長補佐の罰金10万円の有罪が確定する。

元社会保険庁職員について
【関わった人】※赤文字は今回の審査対象者
賛成:千葉勝美 竹内行夫 須藤正彦 小貫芳信
反対:なし

判決文(全文PDF)

元厚生労働省課長補佐について
【関わった人】※赤文字は今回の審査対象者
賛成:千葉勝美 竹内行夫 小貫芳信
反対:須藤正彦「一般職の国家公務員が勤務外で行った政治的行為は本法102条1項の政治的行為に該当しないと解するので、被告人は無罪と考える。」

判決文(全文PDF)

判例その6:光市母子殺害事件

[参考記事]最高裁が上告棄却 元少年の死刑確定へ

 

当時18歳1か月の少年Aにより主婦(当時23歳)が殺害後屍姦され、その娘の乳児(生後11カ月)も殺害された上、財布を窃盗した。被告人の元少年Aは強姦致死罪容疑・殺人罪容疑・窃盗罪容疑の罪状で裁判となり、事件当時18歳1か月の未成年でありながら死刑判決を言い渡された。最高裁判所第一小法廷が上告を棄却し、死刑判決が確定。

【関わった人】※赤文字は今回の審査対象者
賛成:金築誠志 宮川光治 櫻井龍子 白木 勇
反対:なし

判決文(全文PDF)

判例その7:君が代判決

[参考記事]「国際常識を身につけるため、国旗、国歌に敬意を」 国歌斉唱時の起立命令は合憲 最高裁が初判断

 

卒業式の国歌斉唱で起立しなかったことを理由に、退職後に嘱託教員として雇用しなかったのは違法として、東京都立高の元教諭が都に損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は30日、起立を命じた校長の職務命令を合憲と判断し、元教諭側の上告を棄却した。

【関わった人】※赤文字は今回の審査対象者
賛成:須藤正彦 古田佑紀 竹内行夫 千葉勝美
反対:なし

判決文(全文PDF)

[参考記事]国旗国歌 職務命令、再び「合憲」 最高裁が元教員側の上告棄却

 

卒業式などで校長の職務命令に反し、国旗に向かっての起立や国歌斉唱をしなかったことを理由に、退職後に嘱託職員として再雇用しないのは違法として、都立高の元教職員13人が損害賠償を東京都に求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は6日、元教職員側の上告を棄却した。

【関わった人】※赤文字は今回の審査対象者
賛成:白木勇 櫻井龍子 金築誠志 横田尤孝
反対:宮川光治「職務命令によって内面に生じた矛盾、葛藤、精神的苦痛などを踏まえて、審査が行われる必要がある」

判決文(全文PDF)

今回はここまで

めちゃくちゃ多いですね。こうやって取り上げながら僕は色々勉強できてて良いんですが、普通の人はこんなに調べたりしないような…。
もっとテレビや新聞で大々的に扱ったりしないと、この制度自体が形骸化しているという指摘が出てくるのは当たり前だよなぁと思います。

続きはこちら

最高裁判所裁判官達の過去の判例をチェックしてみよう -その3-
最高裁判所裁判官達の過去の判例をチェックしてみよう -その4-
最高裁判所裁判官達を名前ベースで整理してみた