地域活性化を真面目に考える

ひがしよどがわどっとこむProject運営の杉山です。10月に入ってから、サイトのデザインリニューアルをしたり色んな人に会ったり、勉強したりしてました。
インプットばかりしていても仕方ないので、アウトプットしていきます。

地域活性化関連

昨日は、木村俊昭さんの講演に行ってきました。

木村俊昭
きむら・としあき。1960年生まれ。北海道出身。1984年小樽市入庁後、財政部、議会事務局、企画部、総務部、経済部を経て、産業振興課長、企画政策室主幹(プロジェクト担当)、産業港湾部副参事(次長職)。2006年4月から内閣官房・内閣府企画官(地域活性化担当)として、地域再生策の策定・推進、「地域と大学との連携」、地域再生制度事後評価、政府広報活動のほか、地域再生に関する調査研究を担当。地方再生戦略は九州圏・沖縄県担当。2009年4月から農林水産省大臣官房企画官として地域の担い手育成、地域ビジネス創出、農林水産業を中心とした6次産業化、「地域と大学との連携」などを担当。現在、国の地域活性化伝道師等として全国各地で講演・現地視察等を担当。東京農業大学教授。内閣官房 地域活性化伝道師。地域活性学会理事(広報交流委員長)。

木村さんが実際に各地域で多くの現場に触れて実感した地域活性化のポイント(ものさし)として、下記のようなものを挙げられていました。
・地域所得・売上の向上
・地域人財養成と定着のシステム化
・地域で汗する人を評価する仕組み作り
・女性、若手、年配者の活躍する場づくりと支援体制
・まちの将来を見据えた新たな産業興し

自らのまちの地域資源をしっかりと知り気付き行動に移すため、行政や商工会や地域金融機関職員、小中高校の教員などがそれぞれに持つまちの情報を共有して一体感を持つ。そして役割分担をしていくということが必要だということでした。

東淀川区で考えてみる

まだまだ僕自身、東淀川区のことを全然知りません。現在色んな人に会わせてただいて情報を集めたりしているところですが、「地域で汗する人」ってのは想像以上にたくさんいらっしゃることを痛感しています。木村さんが言うように、しっかり評価していく仕組みを作る必要があると思います。

ひがしよどがわどっとこむProjectとしてはピッチを上げて、「地域で汗する人」と出会っていく必要があります。プロジェクトを通してどんな事をしているのかを知ってもらうことが「評価」への第一歩になりえると思っていますし、情報共有からの一体感も生むことができると思っています。

東淀川区の地域資源とは

商店街とかですかね…?例えば農業地域だったら、そこが得意とする作物があったりもしそうなものです。しかし、東淀川区の地域資源というものを考えた時に一体どんなものが該当するのか。この部分をしっかりと知る、気付くことが大切だということなんですが…。

商店街の復活

地域活性化の中でも、経済に重きを置いた視点から。個人的には東淀川区における地域経済活性化への道として「商店街の復活」は結構大事なんじゃないかなと思っていて、その鍵は「外貨獲得」にあるのではないかと思っています。

なぜ外貨獲得なのか

今の日本人ってあんまり商店街に行かなくなりましたよね。大手スーパーなどに流れていってしまった結果、商店街が衰退していっているのが現状だと思います。その反面、地域経済活性化の観点で言うと商店街の復活が望まれる。ここにもう矛盾が生じていて、どうしようもなくなっている感があります。
もしかしたら地域の人は「もう商店街なんか無くなってもいいよ」って思ってるかもしれません。だけど、視点を変えれば商店街の価値がガラっと変わる。

外国人が見る商店街の価値

海外旅行に行った時、せっかく海外に行ったのにスーパーで買い物をするなんてナンセンスだと思いませんか。多くの旅行者は「文化」に触れようとしています。スーパーよりも、商店街のほうがそういう観点からは価値を持っている。もっとうまく活かせたらおもしろいんじゃないかなーと思っています。

空き店舗があるなら、そこに受け入れれば良い

僕が実際に海外で旅をしていた時に使っていた「CouchSurfing」というサービスがあります。これは旅人同士の助け合いサービスです。実際に飲食店を営んでいる人が旅人を宿泊させて、ついでに飲食していってもらうという使い方をしているケースもあります。旅人にとっては宿泊費はなんとしても安く抑えたいところ。そこを負担してもらえれば、その分その周辺でお金を使って楽しんでもらえる。
旅人は周りの友人に対しても影響力を持っているので、クチコミ効果にも期待が持てます。これ、商店街の空き店舗で出来ればすごく面白いと思うんですよね。ホテル産業に悪影響を与えたくないのでメインターゲットは遠い地域の人(長期滞在したい人)にする。高い航空券を買ってでも日本に行きたいと思ってくれる欧米諸国の人達を受け入れ、長期滞在してもらうことで生まれるメリットは相当大きいのではないかと思っています。

観光業界の動向について

こんな感じの構想を持っているので、日本の観光業界の動向は敏感にチェックするようにしています。先日、観光業界の集まりに参加してデータなども入手してきたので共有していきます。

観光業界は中韓に頼りすぎ

訪日外国人旅行者の中で、中韓の人が占める割合が約40%〜45%です。これは、単純に距離が近いことに起因しています。が、皆様も御存知の通り最近は両国との摩擦も大きくなってきてキャンセルが多発。観光業界は大打撃を受けています。
そんな状況でも、「今後も中韓に注力していきます!」って感じだったので、ちょっとリスキーだなぁと思っています。

団体旅行が減少、個人旅行の増加

観光業界が頭を悩ませるもうひとつのポイントが、団体旅行の減少です。ただ、もうこれって時代の流れ的に仕方ないと思っています。航空券はキャンペーンなどを使えば安くゲットできますし、長期滞在が出来ないのが厳しいところ。今はゲストハウスも増えてきて安く宿泊できる環境があるので、わざわざホテルがパッケージされた形でのツアーに参加するメリットを感じる人が少なくなってきています。
あと、旅行に対する価値観が決定的に違うなと思います。日本人の多くは休日をまとめて取ることが出来ないため、「◯◯に行ってきたよ!ほら!写真取ったよ!」みたいなのをいかに多くするかが目的になっちゃってるのに対し、外国人の多くは長期休暇が比較的簡単に取れます。そのため、「◯◯でこんな文化に触れてきたよ」とか「◯◯ってとこで◯◯って奴と友達になってきたよ」みたいな方に価値を見出しているなぁと感じます。
ここが、団体旅行派の日本人と個人旅行派の外国人の違いなんじゃないかなと思っています。

個人旅行の訪日外国人をいかに呼びこむか

ここまで書いた上で、地域経済活性化においてどこに注力していくかというところ。僕は、個人旅行の訪日外国人をいかに呼びこむかがポイントになってくるんじゃないかと思っています。具体的施策のひとつとして、商店街の空き店舗への受け入れがあるのではないかと。CouchSurfingを使えば大阪で宿泊先を探している人はすぐに見つけることが出来ますし、そもそも空き店舗なんだったら活用しない手はないんじゃないかなーなんて思っています。

興味ある人がいれば

商店街に限らず、街全体としてそんな流れが生まれたら地域経済に対してプラスになると思います。「へー、CouchSurfingって面白そうだね」って思う人が増えて、実際に活用店舗とかが出てきたらめちゃくちゃ面白いと思います。
※ちなみに現在、日本ではほとんど活用されていないためチャンスです。
もし興味ある人がいれば、色々アドバイスも出来るのでお気軽にご連絡ください。